こんにちは、カイカです!
久しぶりに本を読みました。
催眠ガール [ 大嶋 信頼 ]という本です。
夫は読書家なのですが、夫の趣味趣向からすると珍しい感じのする本だな…と思い興味を持ちました。
催眠がテーマのこの本が、ネットかなんかで話題だから買ってみたらしい。
パッと見た感じ、ライトノベルみたい…というのが、わたしの感想。
話題だっていうし、すぐ読み終わりそうだったのでわたしも読んでみました~。
(読書は、子育ての合間の「すきまのじかん」にできる気分転換、逃避!??になりますね 笑)
この本自体が催眠のスクリプト、読むだけで催眠にかかっている!??
▲帯を見ても、なんじゃそりゃ?でしたが…
読み進めていくと、主人公を応援したくなるし、催眠をマスターしたくなってきちゃうんですよね 笑。青春小説仕立てになっております。
この物語は簡単に言うと、”主人公が親からかけられた負の暗示を解くことで、自己肯定感を取り戻して周りの人まで救うことができるようになる”というお話です。
その過程で「催眠」が使われるんです。
もうこの時点で、怪しいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません 汗。
(もう少し読んでいただけたら嬉しいです!ちょっとネタバレになってしまいますが…。)
【意識と無意識】生まれてから6歳までに潜在意識が蓄積する!?潜在意識はその後の人生に大きな影響を与えます
Wikipediaより
普段使っている「意識」というのは氷山の一角です。
自分では気付いていなくても、フロイトが云うところの無意識(潜在意識)というものが存在しているというのは有名な話ですよね。
6歳くらいまでに、良いも悪いも区別なくどんどん蓄積されていくのが潜在意識。
それ以降は、ため込んだ潜在意識が無自覚で行動に影響してくるようになるんです。
考え方の癖みたいなものって、幼いころに刷り込まれちゃうんです。
主に親から…。
子育て中の自分からすると、責任重大~!プレッシャーと感じます 汗。
催眠=「あなたはだんだんねむくなる~」で、コテンと寝てしまうみたいなイメージしかなかったのですが、この本によると相手と「呼吸を合わせること」が催眠になるらしい。
この本のキーワードは「呼吸を合わせる」こと。
呼吸合わせで、どうやって主人公が自己肯定感を取り戻していくのかは本を読んでのお楽しみです!
▼この本自体が催眠のシナリオみたいになっているので、読了後になんとなく気持ちが前向きになりました。今まで出会ったことのない、不思議なタイプの本だなあと思いました。
「すーすーねんね」赤ちゃんの寝かしつけの時に、耳元で呼吸を合わせる
▼NHK すくすく子育て すくすくアイデア大賞「すーすーねんね」 (2010年放送 )
子どもが息をするリズムに合わせて、「すーすー」と繰り返してあげます。ポイントは、耳で聞くだけでなく、呼吸を全身で感じながら捉えること。
寝かしつけのテクニックとして、赤ちゃんと呼吸を合わせるというのは知っていたのですがあまり真剣にやったことはありませんでした。
寝かしつけに困っていた時に検索して知ったものの、その時はあまりピンとこなかったんですよね。
「催眠ガール」を読んで「すーすーねんね」は、ちゃんと意味のある寝かしつけ法だったんだなと感じました。
4歳の娘に、久しぶりに「すーすーねんね」を試してみましたが、わたしが下手すぎて面白がってスーハーされてしまいました 汗。
その後比較的すぐに静かに寝始めたので、やはりちょっと効果はあるのかも!?
あと、YOU TUBEのこの音楽「赤ちゃん 寝る」で検索すると上位に出てくるものなんですが、よく聞いていると「ふゎ~」とか「スースー」みたいな音が入っているんですよね。
寝かしつけの時に、呼吸の音を聞かせることはテクニックなんだと思います。
作者の大嶋信頼さんは、心理カウンセラー
作者の大嶋信頼さんは、FAP療法を開発した心理カウンセラーです。
FAPは1999年大嶋らにより発見され、2001年に治療体系が出来上がった新しい心理療法であり、PTSDの諸症状の改善や恐怖症の克服、パニック障害や強迫性障害、依存症的欲求などの幅広い問題に対して劇的な効果を示すことがわかってきた。
熱いファンがいる、人気のカウンセラーさんのようです。
最後に
『催眠ガール』は…
●催眠が使えたら面白そう!と思った方
●寝かしつけの時間を短縮したい方
●自己肯定感について気になる方
●たまには文学作品とは違うタイプの本を読みたい方
●サクッと気分転換に本を読みたい方
…におすすめです!
催眠ガール [ 大嶋 信頼 ]
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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