【満三歳児・発達障害】幼稚園入園初年度を振り返って

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昨年の春、4年保育の幼稚園に入園したASD・ADHDの娘

 

一年を振り返って思うのは、年少さんの下のクラスである満三歳児クラスに入園させてもらえて本当に良かったです。それに尽きます。

 

年少さんまで待たずに幼稚園に入園できたことに関しては、運が良かったなあと思います。

 

春生まれって、年少さん入園までがほんと長いですよね。

 

あ、あと期待していませんでしたが、無償化がスタートして恩恵に授かることができ、有難いです。(賛否あるかと思いますが…。)

 

療育園は断られたものの、とんとん拍子でマンモス幼稚園へ

 

当初のわたしの計画では、まず療育園に通ってから幼稚園への移行を考えていました。

 

幼児期の一年は大きいです。

 

でも、行政に相談したところ、療育園にはマッチングしませんと断られてしまいました。

 

定型の子達の中だと浮くけど、しっかりした支援の枠からは外れてしまうというもどかしい感じのポジションの娘。

 

 

地方都市に住んでいた時に通っていた療育の先生には、度胸があるタイプだから幼稚園に入れても適応していくでしょうとは言われていました。

 

東京に戻ってからの療育機関では、相談したのが秋ごろだったこともあり、急いで手配したら間に合うから!と、満三歳児で幼稚園に入れる前提で話がどんどん進みました。

 

おおらかな幼稚園を勧められて、とんとん拍子で入園することに。

 

 

電話で幼稚園に事情をお話しした後、園長先生と面談、娘が遊んでいる様子を見てもらいました。発達検査の資料や診断書も提出。

 

娘以外にも発達障害の子が在籍しているようで、まあ大丈夫でしょうという感じの反応。

 

その後、定型の子と同じ3日間の仮入園を経て、正式に入園するという流れでした。

 

 

発達障害の子は、小規模幼稚園で手厚く見てもらうのが合っていると思っていたのですが、ご縁があり入園したのはマンモス幼稚園です。

 

幼稚園の方針はのびのび系。

 

幼児期に大切なのは非認知能力、沢山遊ぶことが学びであり、長い目で見て生きる力をつけましょう!と園長先生。

 

ドロドロになって遊んできます。
広い園庭には植物が沢山植えられていて、子どもにとってとてもいい環境だなあと思います。

娘の様子

エジソンのスプーンは幼稚園でも愛用中
新旧比較

 

どこのお母さんも第一子の入園は不安だらけだとは思いますが、娘はASD・ADHDなこともあり、わたしは不安・不安・不安…でドキドキの毎日でした。

 

最初は何もかもが刺激的で意気揚々と通っていた娘。(わたしが職業訓練を受講中、託児所に三ヶ月通った経験が生かされたのかと思っていました…が…

 

2ヶ月目くらいから家でお母さんと過ごしたいという気持ちが出てきて、朝自転車に乗せるまでと、自転車から降ろして教室まで連れていくのが、本当に大変でした。

 

暴れる暴れる…。

 

幼稚園に着くと、定型発達の子も最初の数ヶ月は泣き叫んでる子が沢山いたので、行き渋るというのは幼稚園通い始めにはよくあることですね。

 

入園準備も悩みました

 

これは愚痴ですが、毎朝行き渋る子を送り届けることの大変さって、なかなか夫に話しても伝わらないんですよね。

 

朝からものすごーく疲れました。自転車で送り届けて帰ってくるとしばらくぐったりです。

 

数ヶ月、大変だったなあ…。お迎えに行くと上機嫌なんですけどね…。

 

▲子どもができると夫婦関係も変わりますよね
男性と女性で脳が違うんだから仕方がないという前向きな諦めの境地…笑

 

それからまた数ヶ月経つと、家で行き渋ることは減りました。

 

ですが、今度は幼稚園に着いたとたんに園庭を駆け巡り教室までなかなか辿り着かないという…。

 

脱走する我が子を、朝から全力で追いかける毎日。

 

他のお母さんからの同情の視線…!?

 

こういう脱走の仕方は、定型発達の子達を見ていると一切しないんですよね。

 

我が子がものすごく動き回るので、なんというか定型発達の子の動きがスローに見えます。

 

定型発達の子との違いだなと思いました。

 

ElisaRiva / Pixabay

 

登園の様子以外でも、行事なんかがあると定型発達の子との違いが目立つので、正直肩身が狭いというか。

 

母としては心がキューっとなることもありました。

 

でも、娘なりに本当によく頑張っているんだなということは、すっごく感じました。

 

幼稚園の先生への信頼感と尊敬

 

 

幼稚園の先生の子どもへの接し方ってすごい!プロは違いますね。

 

どの先生も素敵で優しくて。

 

特に担任の先生、副担任の先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

先生に怒られるのではないか!?という心配が一番にあったのですが、先生たちが大切にしていたのは、子どもの気持ちに寄り添い共感することでした。

 

▲佐々木正美先生のベストセラー たまに読み返す本です

 

”命令ばかりされていて話を聞いてもらえなかったら、大人でも嫌になってしまうでしょ?”と先生。

 

まずは沢山要求を聞いてあげることから信頼関係は築かれていく、と話して下さいました。

 

全くその通りですね。

 

わたしは、早く早く!とか、ダメだよー!がとっさに出てきてしまうので、幼稚園の先生の諭し方はすごいなあと感心してしまいます。

 

他のお母さんも、幼稚園や先生に対して何の不満もないし安心して通わることができていると言っていました。

 

幼稚園の先生やお母さん同士のお付き合いについては、ネットを検索して怖いなあと思っていましたが、実際はみなさん良識的でスマートな対応。

 

今のところ平和に過ごさせてもらっています。

加配について

 

通い始めて数か月で派手に鼻血を出すケガをしたため、夏からは加配の先生が付くことになりました。

 

娘は加配の先生も大好きで、加配の先生が一緒にいてくれたから運動会を頑張ることができたと言っていました。

 

加配の申請のための書類を提出しましたので、幼稚園には多少の補助金みたいなものは行政から支払われる仕組みではないかと思います。

 

でも、それだけでは人件費を賄いきれないのではないかと思います。たぶん。

 

配慮していただきありがたく思います。

 

わたし自身は…

誰でも感じるようなことを、わかりやすく言語化できるのがすごいと思いました


 

出産で退職してから、仕事をしていないということで無力感みたいのものがすごくあり、いつも焦っているような気持ちでいました。

 

でも、やっと専業主婦の生活を受け入れられるようになってきました。

 

幼稚園行事も多く、親が出向かないといけないことが結構あり、また療育も現在3ヶ所に通っているのでスケジュールがどんどん埋まっていきます。

 

慌ただしく日々が過ぎていきますね。

 

 

働きに出ることは諦めていないので、昨年は宅建の試験へのチャレンジが目標でした。

 

それがですね、台風による運動会の延期で試験日とバッティングしまして。

 

受験できませんでした。

 

勉強もはかどっていなかったので、しょうがないかな…という感じです。

 

 

ここ数年引越やらなんやらで全く生活環境も落ち着きませんでしたが、自分の身なりなんかも気にする余裕が出てきて、メンタルが変わってきたなということを自分の中ではひっそりと感じています。

 

山名文夫さんのイラストが好きです

 

わたし自身は、なにもわかりやすい変化はなく立ち止まっているような、でも気持ちの面で変化を感じる不思議な一年でした。一年というにはあと少しありますが。

 

4月からの幼稚園生活2年目、娘に負けないように自分の人生ももっともっと充実させていきたいなと思います。

 

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