出産準備、哺乳瓶を準備するタイミングって、悩みませんか?
出産準備品を調べている時に、
”哺乳瓶は母乳育児が上手くいったら不用になる、だから事前に準備しなくていい”
…というアドバイスを読んだことがあります。
哺乳瓶を買うとなると消毒用品やスポンジなんかも買わないといけなくなるし、できるだけ不要な買い物は避けたいしでどうしようかと迷う方もいらっしゃるのではないかと思います。
母乳育児をすることになるんだろうな、という漠然としたイメージ
出産前は、母乳で育てるわ!って思っている方や、母乳育児ができたらいいな、なんとなく母乳育児をすることになるんだろうなという感覚でいる方が多いのではないかと思います。
わたしや、わたしとほぼ同時期に妊娠したお友達も、母乳で育てるんだろうなというイメージを持っていました。
でも、現実は出産直後からしっかり母乳が出て赤ちゃんもスムーズ吸ってくれる人もいれば、母乳が出るまでに数日かかる人もいます。
入院中に母乳をあげることへの手応えを感じることができた人は、確かに哺乳瓶はいらないかもしれません。
軌道に乗せるまで試行錯誤して、安定して母乳をあげられているなと実感できるのが数ヶ月後なんてこともあります。
それぞれで一概に言えないのが母乳育児のスタート期ですが、出産直後から始まる一番大事な仕事は、母乳やミルクをあげることではないでしょうか。
産まれたてホヤホヤで頼りないわが子の生命線となるのが母乳やミルクです。
わたしが入院した総合病院の中の産院の場合
母乳育児を軌道に乗せるには、赤ちゃんにとにかく吸わせることだといいますが、入院中周りのお母さんを見ても、母乳育児+補助的にミルクをあげるという指導を受けていました。(産院によると思います。)
出産準備で用意したミルク育児の道具3つ
ミルクでの育児が必要になった時、哺乳瓶は退院後すぐに必要になります。
わたしが出産準備で用意したミルク育児の道具は以下の3つです。
【1】母乳実感の哺乳瓶
わたしは「母乳実感」を購入してしまいました。
用意するなら「母乳相談室」を強くおすすめします!
理由は文章後半で説明しますね。
【2】ほほえみらくらくキューブ
固形で個別包装されている粉ミルク。
お出かけ時には、このミルクを使用する人が多いです。もし母乳育児が上手くいって不要になっても、貰い手がありそうです。
【3】消毒器
電子レンジで使用するタイプをお下がりで頂きました。
わたしの場合は結果的に搾乳機が必要になりましたが、大きいのでこれで消毒できました。
出産直後って満身創痍な状態です。全治6か月の交通事故にあったのに近い状態、なんて聞きます。
十分に睡眠もとれず、退院して助産師さんの助けがなくなってもちゃんと育てていけるのかしら…と慣れない育児に立ち向かう緊張感でピリピリしました。
哺乳瓶用スポンジは必要になったらネットで買えばいいやと用意していませんでしたが、入院中に母乳育児がすぐに軌道に乗らないということがわかり、病室から哺乳瓶用スポンジを急いでネット注文しました。
母子同室で普段よりも神経を使う感じだったので、必要になったらネットで買うということさえも面倒に感じました。
哺乳瓶用スポンジは、哺乳瓶で使用する機会がなかったとしても、離乳食開始くらいから使用し始めるマグの洗浄に使えるわけだから、事前に購入しても無駄にはならないなあと、今なら思います。
退院日には母乳の出がよくなってきたのですが、娘がうまく吸えないのもあり搾乳機を買うようにも指導を受けました。
家族の協力もあり、退院したその足で搾乳機を買うために赤ちゃん用品売り場に寄ることになりました。
こういうこともあるので、ご家族にあらかじめお願いしておくとスムーズかもしれません。
わたしの場合は、退院後その足で買い物に連れて行ってもらうことに関して、なんだか家族に申し訳なく感じました。
身体はよろよろの上に、頼ってばかりなのが心苦しいというか…。
里帰りした実家で産前産後としばらく過ごさせてもらいましたが、普段なら自分ひょいひょいできることができないもどかしさ、実家といえどもしばらく離れて生活していたわけで気を遣うこということもありました。
家族は協力的だったんですけどね。
これも人によるかと思いますが、産後はメンタルも不安定になりがちです。
出産前は、とにかく無駄なものは購入したくないな!と思っていました。
でも、哺乳瓶に関しては退院後すぐに必要になるものなので、安心感を用意するつもりですぐにミルク育児を始められる一式だけは用意しておいてもいいのではないかな、というのがわたしの結論です。
搾乳機は哺乳瓶に比べると、使用することになる確率が低いので保留でもいいかも。
わたしの母乳育児
母乳育児を希望してがんばりました。
でも、離乳食が始まった5ヶ月から、母乳とミルクの混合育児→ミルク+離乳食に移行しました。
扁平気味で吸いづらいおっぱいだったのと、新生児の頃の娘が巻舌気味だったのもあり、娘がおっぱいを吸えるようになったのは2カ月の終わり。
しかも2ヶ月の終わりにおっぱいを吸えるようになったとはいえ、1日に1.2度しかしっかり吸ってくれないので、5ヶ月まで搾乳もミルクも並行して行なっていました。
最初の2ヶ月は、本当にへとへとでした。
搾乳・おっぱい・ミルク・道具を洗うの繰り返しに、オムツ・母乳パッド・自分のお下の交換の繰り返し、寝かしつけの繰り返しの日々。
つわりも一体いつ終わるんだと毎日思って過ごしましたが、出産後の最初の2ヶ月は、この状態がいつまで続くんだ…と辛かったです。
また母乳育児に手応えがなくうまくいかないことでずいぶん悩みました。
有名な桶谷式の教室は、通いやすいところになく自力でいろいろ調べました。
育児関係のネット記事は玉石混交といいますが、民間療法や口コミ的なものも藁にもすがる思いで読み漁りました。
でも健康に関することは根拠・出典がしっかりしている本が1冊必要だなと感じ
『産婦人科医ママと小児科ママのらくちん授乳ブック』を購入しました。
母乳育児もミルク育児も、どちらに偏ることなく客観的に書いてあるところが良かったです。
扁平気味な乳首だったので、乳頭保護器での練習もしました。
【母乳相談室】(ピジョン)がおすすめ
母乳育児に関しては、よく悩んだのでついつい文章が長くなってしまいました。
出産準備で1本哺乳瓶を購入するなら、
桶谷式 直接授乳訓練用哺乳瓶の【母乳相談室】(ピジョン)
がおすすめです。
わたしのように母乳実感を購入してしまった!という方も、母乳実感の哺乳瓶と母乳相談室の哺乳瓶は同じピジョン製なので互換性があり、母乳相談室は乳首だけでの販売もあるので乳首だけ購入して交換することが可能です。
自分が確認したアカチャンホンポや西松屋では、母乳相談室は販売されていませんでした。
ネットでの購入は可能でした。
▲上が母乳実感の乳首、下が母乳相談室の乳首。本体は母乳実感。
哺乳瓶の乳首は月例に合わせて変えていくものです。
おっぱいを吸うのが下手な時期は、訓練用の母乳相談室の乳首を使用するのがミルクを飲む時に唯一できるトレーニングになります。
母乳実感だと、おっぱいより吸うのが楽ですが、母乳相談室は吸うのが大変にできています。だからトレーニングになるのです。
それから、おっぱいと哺乳瓶の乳首が違うということで「乳頭混乱」(直接母乳を飲めなくなること)をおこす赤ちゃんもいるそうですが、母乳相談室だと乳頭混乱がおきにくいのも利点です。
ピジョン 桶谷式直接授乳訓練用 母乳相談室 乳首(病産院用) SS【02P06Aug16】
最後に
わたしは、母乳相談室の存在に気が付いたのが少し遅かったので、出産前に哺乳瓶を用意する段階で母乳相談室を用意しとけば、母乳育児がスムーズだったのではないか…と後悔しました。
やってみないとわからないことってありますが、哺乳瓶の選択に関してはリサーチ不足で後悔したのでこの記事を書きました。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。