もうすぐ初節句。
去年の今頃は…なんて思い返すと、はやいものです。娘もずいぶん大きくなりました。
先日お雛様を購入しにデパートに出かけたのですが、売り場の方にお雛様は節分を過ぎたら飾りますと教えてもらいました。
どうやら春が始まる日、立春に飾り始めるそう。
春の始まりの日にお人形を飾ってお祝いするなんて、乙女の行事ですね♡
【立春】りっしゅん
二十四気の一つ。暦の上で春が始まる日。陽暦二月四日ごろ。節分の翌日。
実家にあるわたしのお雛様は、長い間しまいっぱなしになっていたため、売り場の方に教えてもらうまでお雛様を飾り始める日って知りませんでした。
奈良一刀彫のお雛様に決めました
▲奈良一刀彫段雛飾(小) 神泉 作
出産の為の里帰り中、母とお雛様の話になった時、お雛様買ってあげるからね〜!と言ってくれたのをきっかけに、どんなお雛様がいいかなと考え始めました。
一生ものですし、お値段も高いものなので直前になって焦って決めるのはつらいなと思ったのです。
お正月を過ぎると、お雛様が販売されているのを見かける機会が増えます。
テレビCMも始まりますよね。
妊娠中の方はお雛様シーズンに、売り場に行ったりお友達に見せてもらったりしてイメージを掴んでおくと、出産後の冬に購入するときの参考になりそうです。
わたしは、住宅事情と飾りやすさから、小さなお雛様にしよう!という方向で探し始めました。
実際デパートのお雛様売り場に行っても、男雛女雛だけのコンパクトなものが主流の様子。
前に、雑誌の家庭画報か何かで奈良一刀彫のお雛様を見て素敵だなと思ったことを、思い出しました。
リサーチの結果、奈良一刀彫の小さな段飾雛を買ってもらうことにしました。
奈良一刀彫とは?作家は?
以下、奈良一刀彫 段飾雛を購入時のパンフレットより引用。
一刀彫は元来が藤原氏が氏神として祭った奈良春日大社の若宮の祭礼用の飾り物ですので今のような雛人形を作るようになったのは江戸末期からと推察されます。
一刀彫の雛人形は、江戸末期くらいから作られているんですね。
雛段の下は、花の絵(彩色は日本画の画材と同じ)が描かれた引き戸の桐箱になっていて、桐箱の上にひな壇を置いてお人形を飾り、しまう時は、桐箱に全てを収納できる仕様になっています。
コンパクト・合理的・かわいいなんて日本らしいし、歴史を感じるのに今っぽいと思いました。
ちなみにわたしが購入したサイズは
高さ32cm 人形4cm
桐箱寸法 24×20cm です。
いろんな作家さんがいて、それぞれ素敵で悩みましたが神泉さんの作品にしました。
細やかさと丁寧さを感じたことと、同世代の作家さんを応援したいなという気持ちから決めました。
以下、奈良一刀彫 段飾雛を購入時に封入されていた略歴より引用。
【神泉 略歴】
1982年 高知県生まれ
二代目神泉に師事した後
2010年 工房神泉 工房頭 三代目神泉襲名
▼到着時はこんな感じ
緩衝材がたくさん!
日本橋の三越本店で実物を見て購入し、大安の日に送って頂きました。
包みを剥がすと、熨斗がついていました。筆で名前が書いてありました。
健やかな成長を願って…
とっても小さなお雛様ですが、我が家の家計では気軽に買えるお値段というわけではなかったので、母に感謝です。孫パワー!
小さくて簡単に飾ることができるので、飾ることが負担にならずに、毎年お雛様と再会できそうです。
気に入っているお雛様を贈ってもらえたおかげで雛祭りが楽しみな行事になりました。
娘も毎年お雛様を楽しんでくれるといいな。
そんな風に思うと、幸せな気持ちになるものですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
▼楽天で取扱いがありました。数は少なめのようです。
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